お急須の正しい使い方、ご存じですか?

やまに女将

こんにちは。
「お食事処やまに」女将の鈴木弘子です。

私は静岡県伊東市・八幡野の出身。
毎日、大室山を眺めながら育った、海と山に囲まれた自然っ子です。

実家は海の見える小さな旅館。
人をお迎えする背中を、両親から見て育ちました。
お客様が笑顔で帰っていく姿が、子ども心にとても好きでした。

その原点が、今の私の女将の仕事につながっています。

磐田に嫁ぎ、「やまに」で大将と二人三脚。
地元・福田漁港のしらすや旬の食材を使いながら、
“体にやさしく、心がほっとするごはん”を大切にしています。

最近は発酵や麹の世界にも惹かれています。
日本の知恵ってすごいなあと、日々勉強中です。
腸が喜ぶごはんは、心まで元気にしてくれると感じています。

着物でお出かけするのも好き。
旅も好き。
人とおしゃべりするのはもっと好き。

お店で見かけたら、どうぞ気軽に
「女将さん!」と声をかけてくださいね。

“また来たよ”のひとことが、私の宝物です。

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和の所作美人

お急須の正しい使い方、ご存じですか?

こんにちは。お食事処やまに 女将の鈴木弘子です。

お客様にお茶をお出しするとき、「女将さん、急須のフタの穴ってどこに向けるのが正しいの?」と聞かれることがあります。実はこの“お急須の穴の向き”、意外と知られていないけれど、大切な所作のひとつなんです。

今回は、和のおもてなしにも欠かせない「お急須」にまつわる豆知識を、女将らしく優しく丁寧にお伝えいたします🍵

■ 急須のフタの“穴”はどこに向ける?

ずばり、フタの小さな穴は「注ぎ口の方向」に向けるのが正解です。

この穴は、注ぐときに空気を取り込み、お茶をスムーズに注ぐために空気の通り道となる「空気穴(エアホール)」の役割を果たしています。注ぎ口の反対方向に向けてしまうと、注いでいる最中にお茶の流れが悪くなり、ぽたぽた垂れてしまう原因にも…。

ご自宅でお茶を淹れるときや、お客様にお出しするときも、この穴の向きに気を配るだけで、所作がぐっと美しく見えるんです。

■ 急須のフタの正しい閉め方とは?

フタの穴の向きが分かったら、今度は“フタの閉め方”です。きちんと閉まっていないと、傾けたときにフタがガタついたり、お茶をこぼしてしまうことも。

正しい位置にフタをセットすると、カチッとした感触があります。回して無理に合わせる必要はなく、自然に“穴の向き=注ぎ口”にすると、ピタリとハマる構造になっている急須も多いですよ。

また、お茶を注ぎ終えた後は、すぐにフタを取っておくのがおすすめです。湿気や熱がこもるのを防ぎ、急須の中を衛生的に保てます。

■ 「きゅうす」とは?急須の基本をおさらい

急須は、お茶を丁寧に淹れるための和の道具。小ぶりで片手で持てる形が特徴で、日本茶文化には欠かせない存在です。

急須にはいくつか種類があります:

  • 横手急須:最も一般的な形で、取っ手が横についているタイプ。
  • 後手急須:ポットのように後ろに取っ手がついているタイプ。
  • 上手急須:珍しいタイプで、取っ手が上についています。

急須の材質にも種類があり、常滑焼(とこなめやき)萬古焼(ばんこやき)などが特に有名ですね。土の種類や焼き方によって、お茶の味わいも変わるんですよ🍃

■ 急須の選び方と扱い方のポイント

せっかくなら、お気に入りの急須を長く使いたいもの。以下の点を意識してみてください。

1.使いやすさで選ぶ

手になじむ大きさ、注ぎやすい重さが大切です。特に女性の手には、小ぶりのものがおすすめ。

2.お手入れしやすいものを

細かい茶こしがついたものは便利ですが、洗いやすい形状かどうかもチェックを。洗剤は基本不要。ぬるま湯でさっと流すだけで十分です。

3.“毎日使いたくなる”デザイン

器と同じで、急須も見た目が大事。お気に入りの形や色を見つけて、気持ちの上がるお茶時間を楽しみましょう。

■ 「お茶を淹れる時間」も、おもてなしのひとつ

急須で丁寧に淹れるお茶には、気持ちが込もっています。

例えば、急須をそっと傾ける音、ふわっと広がる香り。そして、湯呑みに注がれる緑茶の色合い…。それは「和の五感」を味わうような、心豊かなひととき。

わたしは、お店でお出しするお茶も、できる限りその“和の時間”を意識してご用意しています。「ああ、いい香り」「なんだかホッとする」…そんな声を聞くたびに、急須の力ってすごいなぁと思うのです。

■ 急須が教えてくれる“和のこころ”

急須の使い方ひとつにも、先人の知恵やおもてなしの気持ちが詰まっています。

「フタの穴の向きなんて、気にしたことなかった」

そんな方こそ、今日からほんの少し意識してみてください。

一杯のお茶が、もっと美味しく、もっと心に残る一杯になるかもしれません。

女将 鈴木弘子

📍 お食事処やまに

地元・磐田のしらすを使った「しずおか紅白丼膳」、丁寧に仕立てた小鉢の数々が並ぶ「花かご御膳」など、女性にも人気の和食処。

  • 住所:静岡県磐田市塩新田53
  • 電話:0538-55-5031
  • 営業時間:昼 11:30~14:00/夜(予約制)17:30〜21:00
  • 定休日:月曜・第3火曜
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やまに女将

こんにちは。
「お食事処やまに」女将の鈴木弘子です。

私は静岡県伊東市・八幡野の出身。
毎日、大室山を眺めながら育った、海と山に囲まれた自然っ子です。

実家は海の見える小さな旅館。
人をお迎えする背中を、両親から見て育ちました。
お客様が笑顔で帰っていく姿が、子ども心にとても好きでした。

その原点が、今の私の女将の仕事につながっています。

磐田に嫁ぎ、「やまに」で大将と二人三脚。
地元・福田漁港のしらすや旬の食材を使いながら、
“体にやさしく、心がほっとするごはん”を大切にしています。

最近は発酵や麹の世界にも惹かれています。
日本の知恵ってすごいなあと、日々勉強中です。
腸が喜ぶごはんは、心まで元気にしてくれると感じています。

着物でお出かけするのも好き。
旅も好き。
人とおしゃべりするのはもっと好き。

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