和食の心、次世代へ:子供と一緒に学ぶお箸のマナー入門
今日は、小学生でもわかりやすく、「お箸の使い方とマナー」についてお話ししてみようと思います。
やまにでも、小さなお子さまがお食事にいらっしゃることがあります。その時に、上手にお箸を使っている姿を見ると、「きちんと教えてもらってるんだなぁ」と嬉しくなりますし、反対に、食べ物を突き刺してしまったり、遊んでしまっていたりすると、ちょっぴり心配になります。
では、さっそく!
お箸ってどうやって使うの?
まずは、お箸の持ち方から。
- 片方の箸(したになるほう)は、親指と人差し指のつけ根にそわせて、薬指の上にのせます。
- もう片方の箸(うえになるほう)は、えんぴつを持つように、親指・人差し指・中指で持ちます。
- 下の箸は動かさずに、上の箸だけをうごかして、食べ物をはさみます。
これは、慣れるまではちょっと難しいけど、
ゆっくり練習すれば、きっとできるようになります!
おうちの人と一緒に、豆やスポンジをつかむ遊びなどで、楽しく練習するのもおすすめです♪
やってはいけない「お箸のNGマナー」
お箸を上手に使えるようになってきたら、次はマナーも知っておこうね。
以下のことは、和食の世界では「やってはいけない」とされているので、少しずつ覚えていきましょう!
【1】さしばし(刺し箸)
食べ物をお箸で“ぶすっ”と刺して食べること。これはNG!
きちんとはさんで食べましょう。
【2】ねぶりばし(ねぶり箸)
お箸をなめたり、口に入れたままにすること。これはお行儀が悪いです。
【3】はしわたし(箸渡し)
お箸からお箸へ食べ物を渡すこと。これはお葬式のときの作法ににているため、食事の場ではNGとされています。
【4】もちばし(持ち箸)
お箸を持ったまま、おしゃべりしたり、手をふったりすること。危ないし、お行儀もよくありません。
【5】よりばし(寄せ箸)
お箸でお皿を手前に引き寄せること。器は手で持つのが正解です。
箸置きを使ってみよう
やまにでは普段は箸置きを使いませんが、おうちやレストランでは箸置きが出てくることがあります。
お箸を使わないときは、お皿の上ではなく箸置きにそっと置くようにしましょう。
これもきれいに見えるコツです。
最後に
お箸は、日本の食事にはかかせない大切な道具。
正しく、きれいに使えると、大人も「すごいね!」とほめてくれるし、なにより、自分でも気持ちよくごはんが食べられるようになります。
もしおうちの人と一緒に学ぶチャンスがあったら、「これってどんな意味?」と聞いてみてください。
大人も実は、知らなかった…なんてこともあるかもしれませんよ♪
お箸の使い方ひとつで、食卓がぐっと美しく、やさしくなります。
小さな手から、日本の心をつないでいきましょうね。
また次回も、和のマナーについて一緒に学んでいきましょう。


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