和の所作美人 ~畳の部屋での歩き方とマナー~

やまに女将

こんにちは。
「お食事処やまに」女将の鈴木弘子です。

私は静岡県伊東市・八幡野の出身。
毎日、大室山を眺めながら育った、海と山に囲まれた自然っ子です。

実家は海の見える小さな旅館。
人をお迎えする背中を、両親から見て育ちました。
お客様が笑顔で帰っていく姿が、子ども心にとても好きでした。

その原点が、今の私の女将の仕事につながっています。

磐田に嫁ぎ、「やまに」で大将と二人三脚。
地元・福田漁港のしらすや旬の食材を使いながら、
“体にやさしく、心がほっとするごはん”を大切にしています。

最近は発酵や麹の世界にも惹かれています。
日本の知恵ってすごいなあと、日々勉強中です。
腸が喜ぶごはんは、心まで元気にしてくれると感じています。

着物でお出かけするのも好き。
旅も好き。
人とおしゃべりするのはもっと好き。

お店で見かけたら、どうぞ気軽に
「女将さん!」と声をかけてくださいね。

“また来たよ”のひとことが、私の宝物です。

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和の所作美人

【和の所作美人】畳の歩き方の美学

はじめに

畳の上を歩く――それは、日本の美意識が息づく所作のひとつ。 茶道や華道、和室でのおもてなしの場面では、畳を美しく歩くことが品格を映し出します。 今回は、ヘリを踏まない、歩幅や姿勢の整え方など、畳を優雅に歩くためのポイントをお伝えします。

畳の構造を知ることから始めましょう

畳は、大きく分けて「畳表(たたみおもて)」「畳縁(たたみべり)」「畳床(たたみどこ)」で構成されています。 特に注意したいのが「畳縁」。ここには神聖な意味や格式があり、踏むことは避けるのが礼儀とされています。 古くは家紋や高貴な文様が織り込まれており、粗末に扱うことは大変失礼にあたったのです。

畳のヘリを踏まない理由

畳縁を踏まないのは単なるマナーではなく、歴史的背景があります。
・縁に織り込まれた家紋を傷つけないため
・畳の痛みを防ぐため
・武家時代には、縁に刀や針を仕込まれることを避けるための安全面から
現代では安全の意味は薄れましたが、「相手を敬う心」の象徴として守られています。

美しい畳の歩き方

1. 足の運び

和室では、膝を軽く曲げ、足裏を畳から離さないように「すり足」で歩きます。 畳をこするように静かに移動することで、衣擦れの音や足音を最小限に抑えられます。

2. 縦は八歩、横は六歩

これは茶道の所作に基づいた歩幅の目安です。 畳一枚を縦方向に八歩、横方向に六歩で歩くと、自然と小さめの歩幅になり、品よく見えます。

3. ヘリを避ける動き

進行方向に畳縁がある場合は、一歩手前で止まり、向きを変えてからまた歩き出します。 慣れないうちは、無理に避けようとして不自然になりがちですが、「縁を避ける」ことを意識するだけで姿勢が整います。

立ち居振る舞いのポイント

1. 姿勢

背筋を伸ばし、顎を引く。 肩の力を抜き、指先まで意識を向けると、全体の印象が凛とします。

2. 手の位置

歩くときは腕を自然に体の横に添えるか、女性の場合は軽く前で重ねると上品に見えます。

3. 座る・立ち上がる動作

正座から立つときは片膝を立ててから立ち上がり、足音を立てないようにします。 椅子席にはない静かな動きが、和室ならではの魅力です。

場面別・畳の歩き方

お客様を案内するとき

先導する側は、少し斜め前を歩き、お客様に背を向けすぎないよう配慮します。 振り返るときも腰から上を静かに回し、畳縁を踏まないようにします。

茶会・懐石料理の席で

器や盆を持って歩く場合は、さらに歩幅を小さく。 すり足と同時に上半身も安定させることで、揺れのない美しい動作になります。

おわりに

畳の歩き方は、単なる移動ではなく「相手への敬意」そのものです。 日常生活でも意識することで、自然と所作全体が整い、美しさが増していきます。 和の文化は、細部の所作から輝く――そう感じながら歩いてみませんか?

お食事処やまに ご案内

静岡県磐田市塩新田53にある「お食事処やまに」では、
四季折々の食材を活かした和食を心ゆくまでお楽しみいただけます。
お祝い・法事・ご会食など大切なひとときにふさわしいお席をご用意。
旬のしらすや地元食材を生かした料理は、見た目にも美しく、心も満たします。

公式HP:[https://yamani-iwata.com]
ご予約・お問い合わせ:0538-55-5031(9:30〜19:00)

女将からのひと言

「畳の上を歩くときは、足音も心も静かに…。そんな所作が、和の空間をさらに心地よくしてくれます。 やまにでのお食事の際も、どうぞ美しい所作でお過ごしくださいませ。」

この記事を書いた人
やまに女将

こんにちは。
「お食事処やまに」女将の鈴木弘子です。

私は静岡県伊東市・八幡野の出身。
毎日、大室山を眺めながら育った、海と山に囲まれた自然っ子です。

実家は海の見える小さな旅館。
人をお迎えする背中を、両親から見て育ちました。
お客様が笑顔で帰っていく姿が、子ども心にとても好きでした。

その原点が、今の私の女将の仕事につながっています。

磐田に嫁ぎ、「やまに」で大将と二人三脚。
地元・福田漁港のしらすや旬の食材を使いながら、
“体にやさしく、心がほっとするごはん”を大切にしています。

最近は発酵や麹の世界にも惹かれています。
日本の知恵ってすごいなあと、日々勉強中です。
腸が喜ぶごはんは、心まで元気にしてくれると感じています。

着物でお出かけするのも好き。
旅も好き。
人とおしゃべりするのはもっと好き。

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