甘酒っていつごろからあるの?|江戸時代に大流行した日本の発酵文化
「飲む点滴」と呼ばれるほど栄養価が高く、近年健康志向の高まりから注目を集めている甘酒。
では、この甘酒はいったいいつごろから日本に存在し、どのように広まってきたのでしょうか?
本記事では、甘酒の歴史や江戸時代の大流行、そして現代における位置づけについてご紹介します。
甘酒の起源は古代にまでさかのぼる
甘酒の始まりは古墳時代とも言われ、米を発酵させて作る飲み物として存在していたと考えられています。日本最古の歴史書『日本書紀』にも、発酵させた米の飲み物に関する記述があり、甘酒の原型とされる飲料は古代からすでに親しまれていたのです。
江戸時代に大流行!
甘酒が大衆文化として一気に花開いたのは江戸時代です。当時、酒蔵の蔵人たちは冬に酒造りを行い、夏は比較的手が空いていました。その「夏の暇な時期」に副業的に仕込まれたのが甘酒でした。これが江戸庶民に大流行します。
なぜそこまで流行したのか?理由は2つあります。
- 甘味の貴重さ … 江戸時代の庶民にとって、砂糖はとても高価なものでした。日常で「甘いもの」を味わうことは滅多になく、甘酒の自然な甘さは人々を魅了しました。
- 夏の栄養補給飲料として … 体力を奪われる夏に、発酵で生まれるブドウ糖やアミノ酸を手軽に摂れる甘酒は、庶民にとって命をつなぐ「夏の滋養強壮ドリンク」だったのです。
甘酒は「夏の季語」
意外に思われるかもしれませんが、甘酒は夏の季語です。現代では冬の温かい飲み物のイメージが強いですが、江戸時代には夏の風物詩でした。町には「甘酒売り」が現れ、暑気払いに庶民が買い求める姿は、江戸の夏の風景そのものだったのです。
酒蔵と甘酒の関係
江戸時代の酒蔵では、冬に酒を仕込み、夏は蔵人たちの仕事が減る時期でした。その間の仕事として甘酒づくりが盛んに行われ、商売としても成り立っていました。つまり、甘酒は「酒蔵の夏仕事」でもあったのです。
現代における甘酒の位置づけ
近年、甘酒は再び脚光を浴びています。
その背景には「発酵食品ブーム」と「健康志向」があります。
- 腸内環境を整える発酵飲料として
- 栄養補給のドリンクとして
- 美容・美肌効果を期待できる飲料として
江戸の庶民が暑気払いとして楽しんだ甘酒は、現代人にとっては「日常に取り入れたい健康飲料」として進化を遂げています。
料理への応用
甘酒は飲むだけでなく、料理にも幅広く活用できます。
- 砂糖の代わりに使って、やさしい甘みをプラス
- 肉や魚の漬け込みに使うと柔らかく仕上がる
- ドレッシングやソースに混ぜて腸活メニューに
- スイーツの自然な甘味料として
現代ではスムージーやスイーツ、発酵調味料のベースとしても大活躍しています。
やまにでも、発酵食品を取り入れた料理の研究を重ね、
お客様に「健康と美味しさの両立」をお届けしたいと考えています。
まとめ
甘酒は古代から存在し、特に江戸時代に庶民文化として大流行しました。当時は夏の栄養補給飲料として重宝され、「夏の季語」として俳句にも登場するほど。現代では健康や美容に役立つ発酵飲料として再評価され、料理やスイーツにも応用できる万能な存在です。
歴史と伝統に裏付けられた甘酒を、ぜひ日々の暮らしに取り入れてみてください。
女将のひとこと
「大将と私は夜に甘酒スムージーを飲むのが習慣です。体にやさしく、元気で働き続けるための大切な一杯。江戸の人々もきっと同じように『健康の源』として楽しんでいたのだと思うと、不思議とつながりを感じます。」
店舗情報
お食事処やまに
住所:静岡県磐田市塩新田53
電話:0538-55-5031(受付時間 9:30〜19:00)
公式HP:https://yamani-iwata.com/
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