【食材探しの旅・最終回】伊勢・鳥羽の神々と、歴史を紡ぐ伝統の味

皆様こんにちは。お食事処やまにです。 和歌山・三重を巡った食材探しの旅レポートも、いよいよ今回が最終回です。 最終日の2月26日は、伊勢・鳥羽の地で、古くから大切に守られてきた「願い」と「伝統」に触れる一日となりました。

1. 夫婦岩の朝と、女性の守り神「石神さん」

最終日の朝は、日の出を見るために早起きをして、ホテルから歩いて6分ほどの夫婦岩へ向かいました。 あいにくの曇り空で日の出を拝むことはできませんでしたが、朝のすがすがしい空気は最高。ホテルからも夫婦岩を望むことができ、記念に一枚撮っていただきました。

その後、鳥羽市相差にある「石神さん(神明神社)」へ。 御祭神は玉依姫命。海女さんを守ってくれる海の神様。女性の願いを一つだけ叶えてくれるという神様に、これまでの感謝とお礼参り、そして新たな願いを込めてまいりました。かなったらまたお礼参りに来ます。

2. 道開きから、ご縁が繋いだ「出世地蔵」へ

続いて、道開きの神様である「猿田彦神社」を参拝。 境内にある「佐瑠女神社(天宇受売命)」はご夫婦の神様ですので、しっかりとお二人にご挨拶をしてまいりました。夫婦仲良くね!

そこから歩いて向かったのが「桜木地蔵」さんです。 前夜に「豚捨 若柳」の仲居さんからご紹介いただいた場所で、大岡越前守や元横綱・武蔵丸さんも訪れたという「出世地蔵」としても知られています。仲居さんが繋いでくれたこの「ご縁」に感謝し、お店の発展と皆様との繋がりを祈願しました。

3. 何年越しのご挨拶。静寂の「月讀宮」

旅の終盤に訪れたのは、皇大神宮別宮の「月讀宮(つきよみのみや)」です。 天照大御神様の弟神。素戔嗚尊のお兄様神です。天照大御神は光。月読命様は夜と月をつかさどる神様。内宮や外宮にはこれまでも参拝してまいりましたが、月読命様にはなかなかご挨拶ができず、何年越しにようやく伺うことができました。

一歩足を踏み入れると、そこは全く違う空気感。 スーッと静かで透き通るような空気に包まれ、やっと来られたという喜びが込み上げました。

4. 歴史の深さに触れる「二軒茶屋餅」

最後は下宮参道にある「二軒茶屋餅」さんへ。 こちらも仲居さん情報ですが、なんと創業は1575年。あの赤福さんよりも歴史が深いと聞き、驚きました。長く続くものには、それだけの理由がある。伝統を守る姿勢に、背筋が伸びる思いでした。


【旅の終わりに】すべてに感謝を込めて

今回の3日間の旅を振り返ると、本当に「最高」の一言に尽きます。

  • 当店の味の根幹である「食材のルーツ」を自分の目で見られたこと
  • 各地の深い歴史に触れ、学びを得たこと
  • 「那智の滝」で、大好きだった祖母との思い出に触れられたこと
  • 大将がずっと願っていた場所へ、ついに行けたこと
  • そして、私の「死ぬまでにやりたいこと100」のうち、2つを叶えられたこと

今回の旅でお世話になった皆様、そして温かく迎えてくださった神様に、心から感謝いたします。 この旅で得た感動とエネルギーを、今日からの「お食事処やまに」のお料理と、皆様への「おもてなし」に変えてお届けしていきます。

さて、来年の食材探しの旅はどこになるのでしょうか?今から楽しみです! 全3回のレポートをお読みいただき、本当にありがとうございました。

この記事を書いた人
やまに女将

こんにちは。
「お食事処やまに」女将の鈴木弘子です。

私は静岡県伊東市・八幡野の出身。
毎日、大室山を眺めながら育った、海と山に囲まれた自然っ子です。

実家は海の見える小さな旅館。
人をお迎えする背中を、両親から見て育ちました。
お客様が笑顔で帰っていく姿が、子ども心にとても好きでした。

その原点が、今の私の女将の仕事につながっています。

磐田に嫁ぎ、「やまに」で大将と二人三脚。
地元・福田漁港のしらすや旬の食材を使いながら、
“体にやさしく、心がほっとするごはん”を大切にしています。

最近は発酵や麹の世界にも惹かれています。
日本の知恵ってすごいなあと、日々勉強中です。
腸が喜ぶごはんは、心まで元気にしてくれると感じています。

着物でお出かけするのも好き。
旅も好き。
人とおしゃべりするのはもっと好き。

お店で見かけたら、どうぞ気軽に
「女将さん!」と声をかけてくださいね。

“また来たよ”のひとことが、私の宝物です。

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