やさしい甘みとSDGsの知恵──女将の『おから味噌』づくり
こんにちは。「お食事処やまに」女将の鈴木弘子です。
今日は、私が心を込めて仕込んだ『おから味噌』のお話をさせていただきます。
■ おから味噌ってどんな味?女将が6か月育てた「やさしい味わい」
実は私、以前から興味のあった「おから味噌」を自宅で仕込んでみました。
火を使わなくて、お子様と一緒でも作れる!というお味噌。
本当に簡単で、味噌玉を作りガゼット袋に空気を抜きながら入れていく…それだけ!
なんて簡単なの!こういうの最高!
寒仕込みではなかったものの、冷暗所に置いて、1週間おきに上下をひっくり返して育てること6か月…。
大切に育てたおから味噌は、とてもまろやかで優しい味わいに仕上がりました。
副産物としてできる「もろみ」も絶品で、鶏のから揚げの下味に使ったところ、大将が「これ、うまい!」と太鼓判。
お店でも活用したいほど、旨みがぎゅっと詰まっていました。

■ SDGsの観点から見た『おから味噌』づくり
おからは、豆腐や豆乳を作るときにできる日本の伝統的な副産物。
ですが、国内では年間約70万トン発生するおからのうち、食用に利用されるのはわずか1%以下だと言われています。
多くは飼料や肥料になる一方で、大量が廃棄されることもあり、食品ロスの大きな課題の一つになっています。
そんなおからを味噌として再活用する「おから味噌」は、SDGsの観点からも大きな意味を持っています。
- ◎ 「もったいない精神」を活かした食品ロス削減
- ◎ 発酵を活かした日本の伝統文化を次世代へ
- ◎ 微生物と共生するサステナブルな暮らし
- ◎ 資源活用・循環型社会の実現に貢献
■ 発酵という“日本の知恵”を未来へつなぐ
味噌、醤油、納豆、漬物、日本酒…日本は世界でも珍しい発酵大国です。
これは単なる食文化ではなく、自然と共生し、微生物の力と寄り添いながら暮らしてきた日本人の“知恵”そのもの。
おから味噌づくりもそのひとつで、時間をかけて育てるという豊かな体験が、人の心をゆっくりと満たしてくれます。
SDGsの観点だけでなく、暮らしを整える“丁寧な時間”にもつながると感じました。
■ おから味噌の楽しみ方(女将おすすめ)
- もろみで唐揚げの下味に…旨みが濃く、大将も絶賛!
- お味噌汁にひとさじ…まろやかで優しい味に。
- 野菜スティックのディップ…甘さが引き立つ万能味噌。
まさに「やさしい甘み」と「持続可能な知恵」が合わさった、未来につなぎたい味噌です。
■ 女将のひと言
おから味噌を育てながら、発酵って本当にすごいなと改めて感じました。
食材を無駄にせず、大切に使い切ること。その知恵を子どもたちにも伝えていきたいです。
そして、大将にも褒められた“おから味噌のもろみから揚げ”は、密かにわが家の人気メニューですが、少量なので1~2回分で使きってしまうので『まぼろしの味』かもしれません。
■ お食事処やまに 店舗情報
お食事処やまに
住所:静岡県磐田市塩新田53
電話:0538-55-5031
公式HP:https://yamani-iwata.com
*ランチ予約はHPから、宴会・仕出しはお電話でどうぞ♪


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