【食材探しの旅・第1部】和歌山の海と「梅」の奥深さに触れて

皆様こんにちは。お食事処やまにです。 先日、2月24日から3日間、和歌山県と三重県へ食材探しの旅へ行ってまいりました。 和食のプロとして、新しい味のヒントを求めて巡った3日間の記録を、全3回に分けてお届けします。

第1回目は、美味しい魚と梅の郷、和歌山編です。

1. 当店の本マグロの故郷「すさみ港」へ

旅の始まりは和歌山県の南部にある「すさみ港」。 実は、当店でお出ししている自慢の本マグロも、かつてこの港から届いたことがある、非常に縁の深い場所です。

実際に現地に立つと、黒潮の恵み豊かな海の力強さを感じます。「あのおいしいマグロは、この豊かな海で育ったんだな」と改めて実感し、一魚一魚を大切に料理してお客様に届けたいという思いが強まりました。

2. 全ての料理に「梅」を。福梅本舗での学び

続いて訪れたのは、梅の専門店「福梅本舗」さんです。 こちらのランチは、和食を志す者として非常に刺激的でした。

驚いたのは、前菜からメインまで、すべての食材に梅が使われていること。 南瓜を梅で炊き上げたり、なめたけに梅を合わせたりと、梅の酸味や香りを自在に操り、食材の良さを引き出している構成は、まさに目から鱗の連続でした。

「梅は単なる添え物ではない」という可能性をまざまざと見せつけられ、帰宅後すぐに「梅のなめたけ」作りに着手しました。 酸味が強い梅の場合は、マヨネーズと合わせるとぐっと食べやすくなるという発見もあり、これからの「やまに」の小鉢にも活かしていけそうです。

福梅本舗さんのレシピを掲載しています

3. 活気あふれる「とれとれ市場」

南紀白浜の「とれとれ市場」にも足を運びました。

とにかく広大で活気があり、並んでいる魚介の鮮度も抜群。 買った海鮮をその場でBBQにできるシステムや、和歌山の郷土料理「めはり寿司」など、土地ごとの食文化に触れることができました。

4. 故郷を思い出す景勝地「三段壁」

最後に向かったのは、断崖絶壁が続く名勝「三段壁」です。 かつて熊野水軍が船を隠したという歴史ある場所ですが、この雄大な景色を見て、私の故郷である城ケ崎を思い出しました。

初めて訪れた場所のはずなのに、どこか懐かしさを感じる不思議な体験でした。


初日から、和歌山の豊かな自然と、食材に対する情熱に触れることができました。 特に「梅」の使い方は、今後の「やまに」の味にどう取り入れていこうか、今からワクワクしています。

次回、第2部は「紀伊半島を縦断!絶景と名店すき焼き編」をお届けします。どうぞお楽しみに。

この記事を書いた人
やまに女将

こんにちは。
「お食事処やまに」女将の鈴木弘子です。

私は静岡県伊東市・八幡野の出身。
毎日、大室山を眺めながら育った、海と山に囲まれた自然っ子です。

実家は海の見える小さな旅館。
人をお迎えする背中を、両親から見て育ちました。
お客様が笑顔で帰っていく姿が、子ども心にとても好きでした。

その原点が、今の私の女将の仕事につながっています。

磐田に嫁ぎ、「やまに」で大将と二人三脚。
地元・福田漁港のしらすや旬の食材を使いながら、
“体にやさしく、心がほっとするごはん”を大切にしています。

最近は発酵や麹の世界にも惹かれています。
日本の知恵ってすごいなあと、日々勉強中です。
腸が喜ぶごはんは、心まで元気にしてくれると感じています。

着物でお出かけするのも好き。
旅も好き。
人とおしゃべりするのはもっと好き。

お店で見かけたら、どうぞ気軽に
「女将さん!」と声をかけてくださいね。

“また来たよ”のひとことが、私の宝物です。

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