父の背中を追った8年の修行と、磐田市の厨房で迎える三代目の一日

やまにのあれこれ

先日、常連のお客様から「息子さん、最近板前らしくなってきたわね」と声をかけていただきました。女将としてはじんとくるひと言でして、思わずその日の夜に息子・翔登(三代目)に伝えてしまいました。照れながらも「そうかな」とニヤリとする顔が、幼い頃から厨房をのぞいていた姿と重なって……思わず笑ってしまいました。

今回は、磐田市のお食事処やまにで毎日厨房に立つ三代目・鈴木翔登が、どんな修行の日々を経て、今どんな一日を送っているのか。そして、52年続くやまにの味をどう受け継いでいこうとしているのか——その「5つの顔」をご紹介します。

こんな方におすすめ

  • ✅ お食事処やまにのことを深く知りたい方
  • ✅ 磐田市で本格和食を食べられる店を探している方
  • ✅ 地元に根ざした家族経営の和食店に興味がある方
  • ✅ 法事・お祝いの席を任せられる信頼できるお店を探している方
  • ✅ 若い料理人が作る本格的な和食に触れてみたい方
父の背中を追った8年の修行と、磐田市の厨房で迎える三代目の一日 | 磐田市新塩田 ❘ お食事処やまに

① 9年間の修行で学んだこと——旅館から居酒屋、多業態を渡り歩いた理由

翔登が最初に包丁を握ったのは高校を卒業してすぐのこと。父・大将(鈴木保雅)の姿を幼い頃から見て育ち、「料理人になる」という選択は自然なことでした。ただ、大将は一つのことをきっぱり言いました。「うちに入る前に、よそで揉まれてこい」。

その言葉に従い、翔登はまず旅館へ。朝の仕込みから夜の宴会料理まで、旅館ならではの大量調理・盛り付けの美しさ・段取りの重要さを叩き込まれました。続いて飲食店を渡り歩き、ジャンルを問わず腕を磨く日々。サウナで汗を流しながら体をリセットし、翌朝また厨房へ——そんな生活を9年間続けました。

「旅館で覚えた、大人数への盛り付けの感覚は今もすごく活きています。やまにで法事の料理を並べるとき、ああ、あのときの経験だなって思う」と翔登は語ります。

② 22歳で帰郷した父と、27歳でやまにに戻った息子——受け継がれる「地元への帰り方」

大阪の辻調理学校を卒業し、大阪のさまざまな店で腕を磨いたのち、22歳で地元・磐田に戻って「やまに」に入った大将。それから34年間、磐田市の地で和食一筋に歩んできました。その大将の「帰り方」と、翔登の「帰り方」は、時代は違えどとてもよく似ています。

翔登が厨房に加わったのは、近年のこと。初日から「すぐに使える人間」としてではなく、「やまにの流儀を一から学ぶ後継者」として入りました。大将のそばで仕込みをしながら、「父の味」と「自分が修行で得た感覚」のすり合わせを毎日繰り返しています。

「父のだしの引き方、火の入れ方——9年よそで働いて初めて『すごい』とわかることがある」。そう話す翔登の言葉には、リスペクトと静かな自信の両方が感じられます。

✓ ここまでのポイント

  • 三代目・翔登は旅館・飲食店での9年の修行を経てやまにに入り、大量調理・盛り付け・段取りを実戦で習得
  • 大将が22歳で地元に戻ったように、翔登も修行を終えて磐田に帰還。「受け継がれる帰り方」が家族の絆を物語る
  • 今も毎日、大将の味と自分の経験をすり合わせながら成長中

③ 朝8時から始まる三代目の仕込み——1,200種類を超えた日替わりランチの裏側

やまにの朝は早い。翔登が厨房に入る時間は、お客様が来店するよりもずっと前のこと。まずは前日に大将と決めたその日のメニューの確認から始まります。

やまにの平日日替わりランチは、2026年6月10日現在でなんと1,200メニュー達成。静岡新聞・中日新聞にも取り上げていただいたこの記録は、大将が「同じ料理を出さない」というこだわりを34年間貫いてきた結果です。そして今、その挑戦を翔登も一緒に担っています。

「前日の夜、翌日のランチのことを父とあれこれ話すのが日課みたいになってます。今日は福田漁港のしらすが入る、じゃあこう使おうか——みたいな感じで」。地元・福田漁港から届く新鮮なしらす、静岡の季節野菜、旬の魚——食材が決まれば、仕込みの手が動く。11:30のランチ開始に向け、午前中は黙々と準備が続きます。

また、2026年5月下旬には翔登も発案に加わった太刀魚を使ったランチも新登場。遠州の海の恵みを新しい形で届けたいという気持ちが、メニューに反映されています。

④ 法事・宴会・お食い初め——三代目が担う「ハレの日」の仕事

やまにで特に力を入れているのが、法事・お祝い・宴会といった人生の節目に寄り添うお料理です。翔登が修行先の旅館で最も丁寧に学んだのも、まさにこういった「ハレの日」の料理でした。

「法事の席で親戚みんなが喜んでくれました。個室で落ち着いて話せて、料理も丁寧で、本当に頼んでよかったです」

60代・女性

「お食い初め膳の鯛が立派で、家族みんなで感動しました。子どもがいても個室なので安心して食事できました」

30代・女性

2階には大宴会場(32名)・中宴会場(20名)・小宴会場(12名)の個室をご用意しています。法事のお膳はもちろん、仕出しでのご自宅への配達(磐田市内中心)、仕出し・ケータリングにも対応。食品製造許可も取得済みですので、品質・衛生面も安心してお任せいただけます。

「法事料理を頼める場所がわからない」というご相談はとても多いのですが、翔登は一件一件のご予約に対して、大将・女将と三人で「どんなお膳にすれば喜んでいただけるか」を考えます。法事御膳(菊)3,800円+ごはん、法事御膳(蘭)3,200円など、ご予算に合わせたご提案も可能です。

⑤ サウナと筋トレと食べ歩き——三代目が「料理人」を続けるための原動力

厨房で体を使う仕事だからこそ、オフの過ごし方は大切です。翔登の休日の定番は、サウナ・筋トレ・食べ歩き。「サウナでリセットして、筋トレで体を整えて、食べ歩きで引き出しを増やす——この三つが自分の仕事につながってる気がします」と話します。

食べ歩きは父・大将(趣味:食べ歩き・甘いもの好き)とも共通する「家族のDNA」。親子で出かけることもあるそうで、「父と食べ歩くと、感想が面白いくらい違う(笑)。でもそれがまた参考になる」とのこと。

女将・弘子さんも手作りの麹(生姜麹・塩麹・醤油麹・甘酒)を仕込み、料理に活かしています。大将の34年の経験、女将の発酵の知恵、三代目の修行で磨いた感覚——やまにの味は、この三人の積み重ねでできています。52年の歴史が、今も毎日更新されています。

まとめ:父の背中を追った8年の先に見えた、やまにの未来

9年の修行を経て磐田市の厨房に戻ってきた三代目・翔登。まだ27歳ですが、その手の中には旅館・飲食店で積んだ確かな経験と、父から受け継いだ「地元の食材を丁寧に」という姿勢が宿っています。

お食事処やまにでは、平日のランチから法事・宴会・お食い初め・仕出しまで、磐田市・浜松市・袋井市など遠州エリアのお客様の「食の場面」に寄り添い続けています。夜は完全予約制(6名様〜)、無料送迎バスのご相談(10名様以上)も承っておりますので、どうぞお気軽にお声がけください。

ご予約・ご相談は、お電話またはネット予約にて受け付けております(受付時間:10:00〜19:00)。三代目ふくめ、家族三人でお待ちしております。

📞 お電話はこちら:0538-55-5031

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