梅雨明けが近づいてくると、厨房のなかで「今年もいよいよ鰻の季節がやってきたな」と感じます。土用の丑の日が近づくと、地元・磐田の常連のお客様からも「今年はどんな鰻料理が出るの?」とお問い合わせをいただくようになります。
やまにでは毎年この時期、鰻を使った料理をランチや宴会コースにとり入れているのですが、今年は「鰻の白醤油焼き」を新たなご提案として準備しています。
「白醤油焼き? 蒲焼とどう違うの?」という声をたくさんいただくので、この記事では大将・鈴木保雅がわかりやすくご説明します。はじめて白醤油焼きを食べるという方にも、読み終わったころには「食べてみたい!」と思っていただけたら嬉しいです。
こんな方におすすめ
- ✅ 鰻の白醤油焼きをはじめて聞いた、または食べたことがない方
- ✅ 通常の蒲焼との味・見た目の違いを知りたい方
- ✅ 磐田・遠州エリアで鰻料理をランチや会食で楽しみたい方
- ✅ ご家族やお客様との特別な食事に、少し珍しい一品を探している方
- ✅ 地元食材を活かした和食にこだわるお店を探している方

そもそも「白醤油焼き」とは?蒲焼との根本的な違い
まず大前提として、鰻の調理法には大きく分けて「蒸してから焼く」関東風と「蒸さずに直火で焼く」関西風があります。いずれも甘辛いタレをからめた「蒲焼(かばやき)」が代表格ですが、白醤油焼きはまったく別のアプローチで仕上げる料理です。
白醤油焼きの特徴を一言でいうと、「鰻本来の旨味を、淡い味付けで引き立てる焼き方」です。使う醤油が違います。一般的な醤油(濃口・薄口)に比べ、白醤油は色が非常に淡く、甘みがあり、塩分は控えめ。鰻の身に塗って焼いても、あの深い飴色にはなりません。仕上がりはほんのりと金色がかった白に近い色合いで、見た目だけでも「あれ? これが鰻?」と驚かれるお客様が多いです。
味の面では、タレの甘辛さが全面に出る蒲焼と比べて、鰻の脂の甘さ・皮目のパリッとした食感・身のふっくらした柔らかさが素直に伝わってきます。醤油の香りも上品で、後味がすっきりしているのが白醤油焼きの大きな魅力です。
蒲焼と白醤油焼き、味と見た目を具体的に比べてみると
もう少し具体的に並べてみましょう。
【蒲焼】
・色:濃い飴色・こっくりした茶色
・味:甘辛いタレがしっかりからむ。ご飯との相性が抜群
・香り:タレの醤油・みりん・砂糖の焦げた甘い香りが強い
・食感:タレがしみ込み、しっとり柔らか(関東風は特に)
・印象:ガッツリ食べたいときに満足感が高い
【白醤油焼き】
・色:薄いゴールド〜クリーム色。タレが主張しない
・味:鰻自身の脂と旨味が前面に出る。上品で繊細
・香り:白醤油とみりんの穏やかな香り。素材の香りが立つ
・食感:皮目がパリッと仕上がりやすく、身はふっくら
・印象:鰻を「ちゃんと味わいたい」大人の一品
大将の経験では、蒲焼が「主役を引き立てるドラマチックなタレの料理」なら、白醤油焼きは「素材そのものをそっと前に出す料理」という表現がしっくりきます。どちらが優れているという話ではなく、楽しみ方がまったく違うのです。
✓ ここまでのポイント
- 白醤油焼きは色が淡く、鰻本来の旨味・脂・食感を直接味わえる調理法
- 蒲焼の甘辛タレとは対照的に、後味がすっきりして上品な仕上がり
- 見た目も別物なので、テーブルに並んだ瞬間から会話が生まれる一品
白醤油焼きをより美味しく楽しむための3つのポイント
せっかく食べるなら、白醤油焼きの魅力を最大限に感じてほしい。大将が普段お客様にお伝えしているポイントをご紹介します。
① まず何もつけずにひと口食べてみてください
蒲焼に慣れていると、最初に「薄い」と感じる方もいらっしゃいます。でもそれが狙いです。タレの甘辛さに邪魔されずに鰻の脂がじわっと広がる感覚は、白醤油焼きだけの楽しみ。まず一口、そのまま食べてみてください。
② わさびや塩との相性が抜群です
やまにでは静岡県産の生わさびを使っています。白醤油焼きに少量のわさびをのせると、鰻の脂をすっきりと切ってくれて、また次のひと口が進みます。塩でいただくのも、素材の甘さが際立って良いですよ。女将も「蒲焼よりわさびが合うよね」と言っています(笑)。
③ お酒との組み合わせを楽しんでみてください
甘辛い蒲焼は日本酒の辛口と合わせることが多いですが、白醤油焼きはより広い種類のお酒と相性が良いです。純米吟醸・薄にごり・冷えた白ワインなど、味の淡い飲み物と一緒にゆっくり楽しむのが大将のおすすめです。やまにには約50種類のドリンクをご用意していますので、スタッフにお気軽に相談してください。
「地元の食材を使っていて、特に釜揚げしらすはふっくらとしておいしかった。季節ごとにメニューが変わるので、何度来ても楽しめます」
常連のお客様(50代・女性)
「個室があり、ゆったりと会食できました。子供がいても個室なので安心感があって、家族みんなでゆっくり食事を楽しめました」
ご家族でのご利用(40代・女性)
やまにの鰻料理に込めた、34年の和食への向き合い方
大将・鈴木保雅が22歳でやまにに入り、今年で34年目になります。その間ずっと変わらず意識していることは、「その食材がいちばん美味しく見える調理法を選ぶ」こと。
鰻の白醤油焼きをメニューに加えようと思ったのも、同じ理由からです。どんな素材にも「蒲焼一択」ではなく、「この食材の本質はどこにあるか」を考えたときに、白醤油でシンプルに焼き上げるという選択肢が自然と生まれました。
日替わりランチは現在1,190種類を超えました(2026年4月16日時点)。毎日違うメインを考えているのは、「お客様に飽きさせたくない」という気持ちもありますが、それ以上に「自分自身が料理を楽しんでいる」という部分が大きいです。食べ歩きで出会った料理、旬の食材との出会い、地元・福田漁港からの仕入れ情報。そうした日常の積み重ねがメニューになっています。
白醤油焼きも、そんな料理への好奇心から生まれた一品です。はじめての方にも、「こういう鰻の食べ方もあるんだ」と感じてもらえたら、大将としてこれほど嬉しいことはありません。
まとめ|磐田で白醤油焼きを体験してみませんか
鰻の白醤油焼きと蒲焼の違いを整理すると、
- 蒲焼:甘辛タレがしっかり主張する、満足感の高い王道スタイル
- 白醤油焼き:鰻本来の旨味・脂・食感を上品に味わう、大人の和食スタイル
どちらも素晴らしい料理ですが、白醤油焼きをまだ食べたことがないという方には、ぜひ一度体験していただきたいです。色・香り・後味のすっきり感、すべてが蒲焼とは別世界の美味しさです。
お食事処やまにでは、ランチから宴会・法事・接待まで、地元・磐田の食材を活かした和食を心を込めてご提供しています。白醤油焼きをはじめ、旬のメニューについてはお電話でも気軽にお問い合わせください。夜のご利用は完全予約制(6名様〜)となっておりますので、早めのご連絡をいただけると助かります。
遠州・磐田にお越しの際は、ぜひやまにへ。ご家族みなさまで、のんびりとした時間をお過ごしいただけたら嬉しいです。
📞 お電話でのご予約・お問い合わせ(受付時間 10:00〜19:00)
0538-55-5031


コメント