七夕の日、やまにの厨房でこっそりやっていること

やまにのあれこれ

七夕の日、全国の飲食店のうち「季節の行事に合わせてメニューや盛りつけをこっそり変えている」お店は、実はごくわずかだといわれています。メニューを印刷し直すコストや仕込みの手間を考えると、チェーン店はもちろん、個人店でも省略してしまうことが多い。でも、やまにではそうはいきません。

毎年7月7日が近づくと、厨房の中では静かに、でも確実に「七夕仕様」の準備が始まります。お客様の目にはなかなか届かない、厨房の中でひっそりと行われていること。今日はそれをちょっとだけ、のぞいてみてください。

こんな方におすすめ

  • ✅ やまにの日替わりランチに興味がある方
  • ✅ 季節感のある和食を楽しみたい方
  • ✅ 磐田・遠州エリアで食材にこだわったお店を探している方
  • ✅ 料理に込められた手仕事や想いを知りたい方
  • ✅ 家族や大切な人と、特別な日の食事を考えている方
七夕の日、やまにの厨房でこっそりやっていること | 磐田市新塩田 ❘ お食事処やまに

七夕の朝、大将が市場で選ぶもの

大将・鈴木保雅(54歳)は、大阪の辻調理学校を卒業後、22歳でこのやまにに入りました。以来34年。毎朝の仕入れは、今も変わらず大将自身の目と手で行います。

七夕の日の朝、大将が特に気にかけるのが「色」です。天の川を思わせる青や紫、星をイメージさせる黄色や金色。旬の野菜や魚の中から、その日の料理の「色彩」を逆算して仕入れを組み立てていく。

「料理って、食べる前にまず目で楽しんでもらうものだと思っているんです。七夕の日は特に、お皿の上に小さな物語をのせたくて」と大将は話します。

たとえば昨年の七夕には、福田漁港から届いた新鮮な太刀魚を使い、銀色に輝く身を天の川に見立てて盛りつけました。添えたのは、地元産のきゅうりを細く切った「天の川風」の青い細切り、そして黄色い錦糸玉子。お皿の上に静かな夜空が広がるような、そんな一品です。

これは日替わりランチの一皿として提供されましたが、事前に告知があるわけでもなく、メニュー名に「七夕」とあるわけでもありません。でも、ランチにいらしたお客様が「あれ、今日って七夕だからこうなってるの?」と気づいて笑顔になってくれる。その瞬間が、大将の一番好きな瞬間だそうです。

女将の「七夕麹仕込み」という密かな習慣

厨房でもう一つ、七夕の日に行われていることがあります。それは女将・弘子さんの「麹の仕込み」です。

女将は生姜麹・塩麹・醤油麹・甘酒など、さまざまな発酵調味料を手作りしてやまにの料理に活かしています。腸活や家族の健康を考えながら、毎日の料理に発酵の力を取り入れることが女将のこだわり。

実は、仕込みのタイミングを「季節の節目」に合わせることが多いのです。七夕は夏の入り口。これから暑さが本格化する前に、夏の料理に合わせた生姜麹を仕込む。生姜の辛味と麹の甘さが合わさることで、夏の暑い時期でもさっぱりと食べやすい和食の味わいになっていく。

「七夕に願いを込めながら麹を仕込む、なんてちょっとロマンチックでしょ(笑)」と笑う女将ですが、その発酵調味料はやがてやまにの仕出し料理や法事御膳の味わいの土台となって、お客様の食卓に届いていきます。

「麹って、時間をかけてじわじわ変わっていくんですよ。料理も、お客様との関係も、そういうものかなって思って」。女将のそんな言葉に、やまにの52年が凝縮されているような気がします。

✓ ここまでのポイント

  • 大将は七夕の日、料理の「色」から逆算して仕入れを行い、お皿に季節の物語を込めている
  • 女将は季節の節目に麹を仕込み、発酵の力をやまにの料理の土台として活かしている
  • こうした日々の積み重ねが、1,200種類を超える日替わりランチや、変わらぬ味わいへとつながっている

三代目・翔登が「七夕」から学んだこと

近年、やまにには三代目・鈴木翔登(27歳)も加わりました。旅館や飲食店での9年の修行を経て戻ってきた息子が、最初に驚いたことのひとつが「七夕の厨房の空気感」だったといいます。

「修行先ではもちろん季節ごとのメニューはありましたけど、七夕の日に厨房がこんなに静かに熱くなるお店は、やまに以外で見たことがなかった」と翔登さん。

大将が何も言わなくても、いつもより少し丁寧に盛りつける。女将がそっと麹を仕込み始める。厨房の中でそういうことが自然に起きている。チェーンマニュアルでも会議でもなく、家族の間で長年かけて育まれてきた空気感。

翔登さん自身も今では、七夕の日は意識して「透明感のある盛りつけ」を意識するようになったそうです。サウナや筋トレで体を整えながら、厨房に入る集中力をつけてきた三代目。その眼差しの中に、父・大将の34年が少しずつ宿り始めています。

「地元の食材を使っていて、特に釜揚げしらすはふっくらとしておいしかった。季節のものを丁寧に使ってくれているのが伝わってきました」

磐田市近隣にお住まいの方・50代女性

「個室があり、ゆったりと会食できました。料理の一品一品に手がかかっているのが感じられて、特別な席にぴったりでした」

法事でご利用のお客様・60代男性

「日替わり1,200種類」の裏側にある七夕のような積み重ね

やまにの平日日替わりランチは、2026年6月10日現在で1,200メニューを達成しました。静岡新聞・中日新聞にも掲載されたこの記録は、ただ数を重ねただけではありません。

七夕の日に太刀魚で天の川を描くように、お正月には紅白を意識した盛りつけを、梅雨の晴れ間には夏野菜の彩りを——。毎日毎日、季節と素材と気分とを掛け合わせて「今日の一皿」を考え続けてきた結果が、1,200という数字です。

福田漁港から届く新鮮なしらす、静岡県産の生わさび、遠州の旬野菜。地元の恵みを余すところなく使い、女将手作りの麹調味料で味に深みを加える。こうしたこだわりは、テレビでも取り上げていただきました。DAIICHIテレビ「ずん飯尾のペコリーノ」や静岡朝日テレビ「とびっきり静岡」など、複数のメディアで紹介されてきたのも、この積み重ねがあってこそだと感じています。

七夕の日の厨房でこっそり行われていること。それはつまり、「誰かが見ていなくても、手を抜かない」というやまにの姿勢そのものです。52年間、磐田の地でそうやって料理を作り続けてきました。

まとめ:特別な日の食事は、手間を惜しまないお店で

七夕の日の厨房の話、いかがでしたか。大将が色を考えながら仕入れをする朝、女将が願いを込めて麹を仕込む時間、三代目が盛りつけに集中する午前中。これが、やまにの「普通の七夕の日」です。

法事の席、お食い初め、家族のお祝い、企業の宴会——やまにがお手伝いするどんな場面にも、この姿勢は変わりません。見えないところで積み重ねられた手間が、お皿の上に静かに現れる。それがやまにの料理だと思っています。

磐田市・浜松市・袋井市近辺で法事のお食事・宴会・ランチ・仕出しをお考えの方は、ぜひ一度やまにへご相談ください。個室・送迎バス・仕出し配達など、さまざまなシーンに対応しております。お電話でもネット予約でも、心よりお待ちしております。

📞 お電話でのご予約・お問い合わせ:0538-55-5031(受付時間 10:00〜19:00)

ネット予約もご利用いただけます:便利なネット予約はこちらから

店舗の詳細・メニュー・最新情報はこちら:【公式】お食事処やまにホームページ

コメント

タイトルとURLをコピーしました