朝4時から仕込みスタート。磐田市の大将が1,200皿超の日替わりを生み出し続ける、一日の舞台裏

やまにのあれこれ

結論から言うと、毎日の日替わりランチは「余ったものを使う」でも「テキトーに決める」でもありません。前の晩から翌朝にかけて、大将ひとりで頭と身体をフル稼働させて生み出しているんです。2026年6月10日、静岡県磐田市のお食事処やまにでは、日替わりランチがついに1,200メニューを達成しました。この記事では、その舞台裏をありのままお伝えしたいと思います。

こんな方におすすめ

  • ✅ やまにの日替わりランチが気になっている方
  • ✅ 磐田・浜松エリアでこだわりのランチを探している方
  • ✅ 地元の食材を使った手作り和食に関心がある方
  • ✅ 大将の人となりや料理への姿勢を知りたい方
  • ✅ 毎日通えるランチのお店を探しているシニア・主婦層の方
朝4時から仕込みスタート。磐田市の大将が1,200皿超の日替わりを生み出し続ける、一日の舞台裏 | 磐田市新塩田 ❘ お食事処やまに

朝4時、まだ暗い厨房でひとり始まる「今日の一皿」

磐田市塩新田の住宅街がまだ眠っている午前4時。お食事処やまにの厨房に、大将・鈴木保雅(54歳)の姿があります。

「何をつくろうか、じゃないんですよね。何が一番おいしい状態で出せるか、を考えるんです」

前日の夜に仕入れた食材をあらためて見渡しながら、今日の日替わりメインを決める。福田漁港から届いた魚の状態、静岡県産のわさびの香り、季節の野菜の顔ぶれ……それらを頭の中でパズルのように組み合わせて、11時30分の開店までに仕込みを整える。

大阪・辻調理師専門学校を卒業後、大阪のいくつかの店で腕を磨き、22歳で磐田の実家「やまに」に戻ってきた大将。それから32年間、ほぼ毎日この時間を繰り返してきました。「飽きないの?」と聞かれることもあるそうですが、答えはいつも同じ。「食べることも、作ることも、ほんとうに好きなんですよ」と、少し照れながら笑います。

1,200種類が生まれた「理由」は、お客様の顔にあった

日替わりランチを始めたのは、もう30年以上前のこと。きっかけは単純でした。「毎日来てくれるお客様に、同じものを出したくない」という気持ちだけだったそうです。

磐田市内を中心に、ランチに通ってくれるお客様の中には、週に何度も足を運んでくれるシニアの方や地元の主婦層もいます。「あの方は先週、天ぷら定食を頼んでたな」「今日は蒸し暑いから、さっぱりしたものがいいかな」——そんな小さな気遣いが積み重なって、気がつけば1,200種類を超えていました。

静岡新聞・中日新聞に「日替わりランチ1,000種類達成」として掲載されたときも、大将は「正直、数えてなかった(笑)。気づいたら、そうなってた」と話していたとか。料理への純粋な熱が数字を生んだ、ということなのかもしれません。

2026年5月下旬には太刀魚を使ったランチも新発売。地元・遠州の海の幸をどんな形でお客様に届けようか、今日も大将の頭の中ではアイデアが動き続けています。

✓ ここまでのポイント

  • 大将・鈴木保雅は毎朝4時から仕込みをスタート。32年間ほぼ休まず続けてきた
  • 日替わりランチの原動力は「同じものを出したくない」というお客様への思いやり
  • 地元・福田漁港の魚や静岡県産食材を毎日丁寧に見極めてメニューを決めている

女将と三代目が「舞台裏」を支える

大将がひとりで厨房に立っているように見えても、やまには家族三人で動いています。

女将・弘子さんは、自ら生姜麹・塩麹・醤油麹・甘酒などを仕込み、やまにの料理に静かに組み込んでいます。「腸活とか、家族の健康とか、そういうことをいつも考えてるんですよね」と話す女将の麹調味料が、やまにの料理にある「やさしさ」の正体かもしれません。店の公式Instagramやホームページも女将が自ら運営し、お客様との橋渡しをしてくれています。

三代目・翔登(27歳)は、女将の実家である伊豆の旅館「お宿みなとや」での修行を経て、静岡市内の飲食店2店舗で9年間腕を磨き、やまにへ。幼少期から高校まで空手を続け、全日本空手道連盟で初段を取得した経歴が、礼儀正しさや気遣いの細やかさとして接客に自然と表れています。「お年寄りのお客様には、声のトーンや話すスピードを変えて話しかけるようにしているんです」と翔登。大将を「誰よりも尊敬している」と言い切る眼差しには、次の時代への覚悟がにじんでいます。

三人の体制になったことで、大将は仕込みと料理に、女将はお客様対応と発信に、三代目は接客と調理の両方を担う形が自然と生まれました。分担でなく、それぞれが「やりたいこと」をやっている感じ、と女将は笑います。

「地元の食材を使っていて、特に釜揚げしらすはふっくらとしておいしかった。こういうお店が近くにあってよかったと思います」

磐田市在住・60代女性

「個室があり、ゆったりと会食できました。料理のボリュームも十分で、久しぶりにゆっくりできた気がします」

50代・男性

「1,200皿」の先へ。やまにが磐田で作り続けるもの

DAIICHIテレビ「ずん飯尾のペコリーノ」でやまにバーガーが紹介され、静岡朝日テレビ「とびっきり静岡」に2回出演。関根勤さんや芸人・バービーさんとの共演など、メディアへの露出も増えてきましたが、大将の毎朝4時の仕込みは変わりません。

「テレビに出たからって、手を抜くとかはないですよ。それどころか、もっとちゃんとしなきゃって思うんです」

創業52年。初代から受け継いだこの場所で、2代目大将と女将が守り、三代目が加わりながら、やまにはこれからも「遠州の恵み」を毎日の一皿に込め続けます。日替わりランチ1,200種類というのは、通過点に過ぎません。今日も朝4時、磐田の夜明け前に、厨房の灯りが静かについています。

ランチは平日・土日ともに11時30分から(L.O.13時15分)。日替わりランチは1,350円。テイクアウトは限定10食のため、前日までにお電話いただけると確実です。

まとめ:磐田でランチを食べるなら、ぜひ「今日の一皿」を

毎朝4時から始まる仕込み、32年間ほぼ休まず続いてきた日替わりメニュー、福田漁港直送の食材、女将の手作り麹調味料、三代目の丁寧な接客——やまにの一皿には、これだけの時間と思いが重なっています。

「今日は何かな」と楽しみに来てくれるお客様がいる限り、大将のアイデアは尽きません。磐田市近郊でランチをお探しの方、ぜひ一度「今日の日替わり」を食べに来てください。お客様のお顔を見ながら、今日もできる限りのものをお出しします。

ご予約・お問い合わせはお気軽にどうぞ。夜は完全予約制(6名様〜)となっておりますので、宴会や法事、お食い初めなどのご利用はお早めにご連絡ください。

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皆様のお越しを、大将・女将・三代目の三人でお待ちしております。

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