福田漁港の新鮮しらすがやまにのランチに並ぶまで、その流れを解説

やまにのあれこれ

先日、ランチにお越しいただいたお客様から「ここのしらす、なんでこんなにふっくらしてるんですか?」とうれしいひと言をいただきました。思わず厨房から出ていって、少し話し込んでしまったほどです(笑)。

実はこの質問、大将の私にとってはいちばん語りたいテーマのひとつなんです。やまにのしらすには、毎朝の小さな積み重ねがあります。今日はその流れを、包み隠さずお話しさせてください。

こんな方におすすめ

  • ✅ 磐田・浜松近くで新鮮なしらす料理が食べられるランチを探している方
  • ✅ 福田漁港のしらすについて詳しく知りたい方
  • ✅ お食事処やまにのこだわりや仕入れの流れに興味がある方
  • ✅ 地元の食材を使った和食ランチを楽しみたい方
  • ✅ 子連れや家族でゆっくり食事できるお店を探している方
福田漁港の新鮮しらすがやまにのランチに並ぶまで、その流れを解説 | 磐田市新塩田 ❘ お食事処やまに

福田漁港とやまにの距離感――「近い」がいちばんの武器

やまにがある磐田市塩新田から、福田漁港まではちょうど車で10分ほど。地図で見ると本当に近いのですが、この距離感が料理の味に直結しているんです。

しらすは鮮度が命の食材です。水揚げされてから時間が経つほど、あのふっくらとした食感と甘みが失われていきます。大手の流通に乗ってスーパーに並ぶしらすとやまにのしらすは、同じ「しらす」という名前でも、まったく別物と言っていいくらい。

私が辻調理学校を卒業して大阪で修業していたころ、静岡のしらすが関西の料理人たちにどれほど珍重されているかを肌で感じました。「遠州のしらすは別格や」と言っていた先輩の顔を、今でも思い出します。そのしらすが、やまにからわずか10分の場所で獲れる。地元に帰って店に入ったとき、これは本当にありがたいことだと思いました。

朝の仕入れから始まる、一日の段取り

やまにのしらすの流れは、早朝から始まります。福田漁港のしらす漁は夜明けとともに出漁し、午前中には水揚げされます。私たちは漁の状況と仲買の方からの連絡を確認しながら、その日の仕入れを判断します。

ここで大切なのが「その日に使う分だけ仕入れる」という原則です。まとめて仕入れてストックしておけばラクかもしれませんが、それではやまにのしらすじゃなくなってしまう。仕入れの量を絞るぶん、料理の組み立てを前日から考えておく必要があります。ランチの日替わりメニューが2026年6月10日現在で1,200種類を超えたのも、こうして毎日食材と向き合い続けてきた積み重ねがあってこそだと思っています。

三代目の翔登も近年加わって、仕入れの段取りや下処理を一緒に担ってくれるようになりました。9年間の修行で鍛えた目利きは確かで、「今日のは特にいいですね」と言うときは本当に状態がいい。親子でそういう会話ができるのは、この仕事の醍醐味だと感じています。

✓ ここまでのポイント

  • 福田漁港からやまにまで車で約10分。この距離の近さが鮮度の高さに直結している
  • 「その日に使う分だけ仕入れる」を原則とし、毎朝漁の状況に合わせて柔軟に対応
  • 大将・三代目の親子二代で食材の目利きを共有しながら仕込みを行っている

釜揚げしらすと生しらす――二つの顔を引き出す調理の考え方

やまにでは、しらすを大きく「釜揚げ」と「生(なま)」の二つの状態で使い分けています。それぞれ持ち味がまったく異なるので、料理への使い方も変わってきます。

釜揚げしらすは、水揚げ直後に塩水でさっと茹でたもの。ふっくらとした食感と凝縮されたうまみが特徴です。やまにのランチに並ぶ「釜揚げしらす丼」では、ご飯の上にたっぷり盛り付け、静岡県産の生わさびをそっと添えています。わさびはチューブではなく、おろしたての生わさびにこだわっています。しらすのやさしい甘みと、わさびの清涼感がひとつになる瞬間が好きで、毎日食べても飽きない組み合わせだと自分でも思っています。

一方、生しらすは季節と水揚げの状況によって提供できる日が限られます。漁が休漁となる時期(主に秋の産卵期)は生しらすのご用意が難しくなるため、メニューへの掲載はその都度ご確認いただく形を取っています。これも鮮度を守るための正直な姿勢だと思っています。

女将の弘子が仕込む自家製の塩麹や生姜麹も、しらす料理の引き立て役として活躍しています。発酵の力で食材のうまみを底上げする――これは女将が長年続けてきた腸活・発酵食品づくりの知識が、厨房に自然と生きている例です。家族みんなの知恵が一皿に込められている、そう感じてもらえたらうれしいです。

「地元の食材を使っていて、特に釜揚げしらすはふっくらとしておいしかった。地元でこんなに丁寧に作ってくれるお店があるとは思っていませんでした」

磐田市在住・50代・女性

日替わりランチ1,200種類の裏側――しらすはその一部であり、核でもある

やまにの平日日替わりランチは、毎日メインが変わります。1,200種類というのは累計の数ですが、これは裏を返せば「同じ料理を安易に繰り返さない」という私なりの約束でもあります。

しらすはその中でも登場頻度が高い食材のひとつです。丼にするだけでなく、しらすの卵とじ、しらす入りの玉子焼き、しらすと大根おろしの和え物など、形を変えてランチのかごに小鉢として添えることもあります。その日の状態を見て、いちばんおいしい食べ方を選ぶ――それが私の毎朝の判断です。

やまにの看板メニュー「花かご御膳」は、彩り豊かな小鉢をかごに盛り込んだスタイルです。しらすの小鉢がそこに並ぶとき、地元の海の恵みがテーブルの上で輝いている気がして、いつも少し誇らしくなります。

「仕出しのボリュームもあり美味しかったです。しらすを使った小鉢がとくに印象に残りました」

磐田市内・法人様よりご利用

磐田・遠州エリアで「本物のしらす」を食べたいなら

静岡県外からやまにを訪ねてくださるお客様が、口をそろえておっしゃることがあります。「しらすってこんなに甘かったんですね」と。

遠州灘で獲れるしらすは、全国的にも品質の高さで知られています。その産地から10分の場所に店を構えて34年。毎日顔の見える関係の中で仕入れ、その日のうちに調理してお出しする。これが、やまにのしらすが「ふっくらしている」理由のすべてです。

ランチは火曜日から日曜日の11:30から営業しています(ランチL.O.は13:15)。日替わりランチは1,350円から。テイクアウトも対応していますが、日替わりは数量限定(10食)のため、ご希望の方はお電話でご確認ください。

磐田駅から車で10分、福田漁港からも10分という立地です。遠州エリアにお越しの際は、ぜひやまにのしらすランチをお楽しみください。ご家族みなさまで、地元の海の幸を囲む時間を、心を込めてお届けします。

まとめ――漁港10分の距離が、一皿の誠実さになる

福田漁港の新鮮なしらすがやまにのランチに並ぶまでの流れ、少しでも伝わりましたでしょうか。仕入れ・下処理・調理のどの段階にも、手を抜かない理由があります。その積み重ねが、34年間地元・磐田で愛され続けてきた味だと思っています。

「次はどんな日替わりかな」と楽しみにしてくださるお客様のために、今日も大将・女将・三代目の三人で厨房に立っています。しらすランチのご来店はもちろん、法事・宴会・お食い初めなどのご予約も、お気軽にご相談ください。

📞 お電話でのご予約・お問い合わせ:0538-55-5031(受付時間 10:00〜19:00)

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