本わさびを丸ごと一本使ったメニューとは、どのような料理なのでしょうか?

やまにのあれこれ

「わさびって、チューブのものとどう違うの?」「本わさびって高級旅館でしか食べられないイメージ…」「せっかく静岡にいるのに、本物のわさびをちゃんと味わったことがない」——そんな声をお客様からよく耳にします。

静岡県に住んでいても、本わさびを「丸ごと一本」使った料理を、気軽に食べられるお店はなかなかないものですよね。わさびの産地として名高い静岡に暮らしていながら、「本わさびはちょっと特別な日のもの」と感じている方も多いのではないでしょうか。

こんにちは、お食事処やまにの女将・鈴木弘子です。今日は、普段あまりお話しする機会のない、大将・保雅のわさびへのこだわりについて、こっそりお伝えしようと思います。実はやまには、静岡県産の生わさびを丸ごと一本使ったメニューを提供しているんです。その裏側には、34年間料理を作り続けてきた大将ならではの、静かで深いこだわりがあります。

こんな方におすすめ

  • ✅ 本わさびと練りわさびの違いが気になっている方
  • ✅ 静岡県産の地元食材を使った料理を楽しみたい方
  • ✅ 磐田・遠州エリアで本格的な和食ランチを探している方
  • ✅ 「やまにって普段どんなこだわりがあるの?」と気になっている方
  • ✅ 接待や大切な会食にふさわしいお店を探している方
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本わさびを「丸ごと一本」使う、その理由

大将がわさびにこだわるようになったのは、22歳でやまにに入社する前、大阪の辻調理学校を卒業後にいくつかのお店で修行を積んでいた頃のことだそうです。「食材に正直に向き合うことが、料理の基本や」と叩き込まれた経験が、今もずっと生きていると言います。

チューブわさびと本わさびの違いは、鮮度と香りに尽きます。本わさびは、すりおろした瞬間から揮発性の辛み成分が広がり、鼻に抜ける独特の爽やかさがあります。この香りこそが、新鮮な魚やお刺身の旨みを何倍にも引き立てるのです。一方で時間が経つとどんどん風味が飛んでしまうため、「食べるその瞬間」にすりおろすことが何より大切。

やまにで使うのは静岡県産の生わさび。静岡はわさびの生産量が日本一ともいわれる産地で、清らかな水と気候に恵まれた土地で育ったわさびは、辛みの中に自然な甘みがあります。大将は「地元の食材を使うことで、遠州の食文化を皿の上で表現できる」と話します。料理に対する真摯な姿勢が、こういうところにも表れています。

「本わさびを丸ごと一本」使ったメニューの中身

では実際に、どんなメニューで本わさびを一本使うのでしょうか。

やまにで本わさびを主役に据えたメニューのひとつが、お刺身や活魚を使ったコース・会席料理です。宴会や接待、両家のお顔合わせ、記念日の会食など、大切な席でお出しする会席料理では、注文をいただいてからわさびをすりおろすことにこだわっています。卓上でわさびをすりおろす光景は、それだけで食卓に特別感を生み出します。

また、福田漁港から直送される新鮮な活魚や釜揚げしらすと組み合わせることで、本わさびの風味がより一層引き立ちます。特に生しらすとの組み合わせは、遠州ならではの味わい。「しらすに本わさびを添えて食べると、また違う表情が出る」と大将は目を細めます。

さらに、日替わりランチでも季節や食材に合わせてわさびを使うことがあります。大将が毎日メインを変えながら生み出してきた日替わりランチは、2026年6月10日現在でなんと1,200メニューを達成。その中にはわさびを隠し味に使った煮物や和え物なども含まれており、「本わさびって、こんな使い方もあるんだ」と驚かれることも少なくありません。

✓ ここまでのポイント

  • やまにでは静岡県産の生わさびを丸ごと一本使い、注文後にすりおろして提供するこだわりを持っている
  • 本わさびは福田漁港直送の活魚・しらすとの相性が抜群で、遠州ならではの味わいを生み出している
  • 宴会・会席料理から日替わりランチまで、様々なシーンで本わさびのこだわりを楽しめる

実は、女将の「麹仕事」とも深くつながっている

本わさびのこだわりは、大将だけのものではありません。女将の私も、料理の「縁の下の力持ち」として、食材の味を最大限に引き出す工夫をしています。

私が日々仕込んでいる生姜麹・塩麹・醤油麹・甘酒などの手作り麹調味料は、料理全体の下味や仕上げに使われています。発酵の力で食材の旨みを引き出すこの麹調味料と、すりたての本わさびの香りが重なると、シンプルな和食がぐっと奥行きのある味に変わるのです。

「体に優しく、でも食べた瞬間にちゃんとおいしいと感じてもらいたい」——これが、やまにの料理の根っこにある考え方です。腸活や発酵食品に関心を持つ方にも、ぜひやまにのご飯を食べていただきたいと思っています。

息子の三代目・翔登も、伊豆の旅館での修行時代に魚の目利きやさばき方をじっくりと学んできました。魚の鮮度と本わさびの組み合わせについては、三代目も大将に負けないこだわりを持っています。父の背中を見て育った三代目の料理には、受け継がれた誠実さがちゃんと宿っています。

大切な席だからこそ、本物の味を

法事のお膳、お食い初め、両家のお顔合わせ、還暦や古希のお祝い——やまにには、人生の大切な節目に足を運んでくださるお客様がたくさんいらっしゃいます。

そういった特別な席でこそ、本わさびのような「本物の食材」を使うことに意味があると思っています。チューブで済ませようと思えば済ませられる。でも、目の前に丸ごと一本のわさびが出てきて、すりおろす香りが漂う瞬間——それだけで、その場の空気が少し変わるんです。

「法事の席で親戚みんなに喜んでもらえました。お料理のひとつひとつが丁寧で、特別感がありました。」

60代・女性(法事でのご利用)

「個室でゆったりと会食でき、料理も本格的でとても満足でした。地元の食材を使っているのがわかって、嬉しかったです。」

50代・男性(接待でのご利用)

お客様のこういった言葉が、私たちが手を抜かずにいられる一番の理由です。

磐田で本わさびを楽しむなら、やまにへ

静岡県磐田市という土地は、海の幸(福田漁港)と山の恵み(静岡県産わさびをはじめとした食材)の両方に恵まれた場所です。遠州の食材を心を込めて調理する和食店として、やまにはこれからも地元の食の豊かさをお皿の上で表現し続けていきたいと思っています。

本わさびを使ったメニューは、ランチでも宴会コースでも、季節や日によって様々な形でご提供しています。「どんなメニューで使っているの?」「今日のランチに入ってる?」など、お気軽にお電話やご予約の際にお聞きください。大将も三代目も、食材の話になると顔がほころびます。

創業52年、磐田の地でご家族に愛されてきたお食事処やまに。大将・女将・三代目の三人で、今日も丁寧にお料理を仕込んでいます。ぜひ一度、遠州の本物の味を体験しにいらしてください。


ご予約・お問い合わせは、お電話またはネット予約からどうぞ。宴会(夜は完全予約制・6名様〜)、法事、お食い初め、接待など、どんなシーンでもお気軽にご相談ください。お時間やご人数に合わせて、心を込めてご対応いたします。

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