「これだ、これだ!」海老TEN丼膳が運ばれた瞬間の、あの笑顔

和食ブログ

2026年7月8日のできごと

その日はちょうど、団体のお客様のご予約が重なっておりました。ご案内までにお時間をいただくことになり、私はお詫びの気持ちでいっぱいでした。

そんな中、いらしてくださったのが、名古屋からお越しくださったご夫婦でした。

「SNSで見て、気になっていたんです」

そうおっしゃりながら、海老TEN丼膳のことを楽しみにしてくださっているご様子が、伝わってきました。お時間をいただくことをお伝えすると、奥様がにこやかにこうおっしゃったのです。

「名古屋から来たんだもの、待つわ」

その一言に、こちらの方が救われる思いでした。

中庭を眺めながらの、ゆったりとしたひととき

ご案内したのは、中庭の見える席でした。

お二人は待ち時間のあいだも、ずっと楽しそうにお話をされていました。急かされるでもなく、静かに、でも弾んだ様子で会話をされているお二人を見て、こちらまで温かい気持ちになったのを覚えています。

旦那様は海老TEN丼膳を、奥様は花かご雅をご注文くださいました。

「10本、食べきれるか分からないけど、挑戦してみたい」

そう笑いながらお話しされていた旦那様の言葉に、料理人としての大将の遊び心が、ちゃんと届いているのだと感じました。

「おぉーこれだ、これだ!!」

しばらくして、海老TEN丼膳がテーブルに運ばれた瞬間のことです。

旦那様が思わず声を上げられました。

「おぉーこれだ!これだ!!」

丼から立ち上がる海老天10本を前に、写真だけで見ていたものが、実際に目の前にある。その喜びが、こちらにもまっすぐ伝わってくる声でした。

隣で花かご雅を召し上がっていた奥様も、お刺身を口にして、

「すごく新鮮ね」

と褒めてくださいました。何気ない一言でしたが、磐田産のお米や、日々の仕入れに向き合っている大将の姿を思い出し、私自身、じんとするものがありました。

※お客様の感想であり、個人の感想です。お食事の感じ方には個人差がございます。

「遠くから来てよかった」

お食事を終え、お帰りになる際、奥様がおっしゃった言葉があります。

「遠くから来てよかった。またくるわ!」

にこやかに、そう言い残して帰って行かれるお二人の後ろ姿を見送りながら、待っていただいたことへの申し訳なさと、それ以上の感謝の気持ちが、静かに込み上げてきました。

女将より

名古屋から、わざわざ会いに来てくださる。そのことの意味を、この日ほど強く感じたことはありません。

お待たせしてしまったことは、今でも心に残っています。それでも「待つわ」と笑ってくださった奥様の懐の深さに、私たちは支えられました。

海老TEN丼膳・海老セブン丼膳は、7月31日(金)までの期間限定でお出ししております。10本に挑戦してみたい、という方は、ぜひスタッフまで声をかけてくださいね。20本チャレンジも、引き続き受付中です。

またお二人にお会いできる日を、楽しみにしております。

やまに女将 鈴木弘子

海老TEN丼膳(2,600円)/海老セブン丼膳(2,150円)

提供期間:2026年7月1日(水)〜7月31日(金)/ランチタイム11:00〜14:00(L.O.13:15)

定休日:毎週月曜日・第2、第3火曜日

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