潮風と花の香りに包まれて──「はまぼう公園」で心をリセット
磐田市福田にある「はまぼう公園」は、日常の喧騒からふっと離れられる、そんな癒しの空間。
海にほど近いこの公園では、風がやさしく吹き、心地よい潮の香りがどこか懐かしさを感じさせてくれます。
地元民にとっては散歩やリフレッシュの定番スポットでありながら、観光客にとってはまだ“隠れた名所”。
そんな「はまぼう公園」の魅力を、今回は女将の視点でたっぷりご紹介します。
■名前の由来にもなった“はまぼう”の花
公園のシンボルにもなっているのが「はまぼう」の花。
夏にかけて咲く黄色い花は、まるで海辺に咲くひまわりのような存在で、公園を訪れる人々の心をほっと和ませてくれます。
学術的には「ハマボウ(黄槿)」と呼ばれ、アオイ科の植物で、福田の海風と相性のいい植物として、古くから地域に根づいてきました。
見頃は7月から8月にかけて。ふんわりとした花びらが風に揺れる姿は、つい見とれてしまうほどの美しさです。
■のんびり歩ける散策路と展望台
はまぼう公園には、ゆったり歩ける散策路があります。
整備された木道や芝生広場は、ベビーカーやご年配の方にもやさしく、お散歩にはぴったり。
展望台からは遠く浜名湖方面まで見渡せる日もあり、晴れた日には青空と海とのコントラストが絶景です。
季節や時間帯によって景色が変わるのもまた、はまぼう公園の醍醐味。
朝のさわやかな空気も、夕暮れ時の金色の光も、それぞれの魅力があります。
■おすすめの過ごし方──風を感じる贅沢な時間
女将のおすすめは、日差しがやわらかくなってくる午後3時ごろ。
お気に入りの帽子をかぶって、風にそよぐ草の音や遠くで鳴く鳥の声に耳を澄ませながら、ただのんびりと歩く。
スマホをしまって、五感で自然を味わう時間。そんなひとときが、思った以上に心と身体に効いてくるのです。
小さなお子さま連れなら、芝生広場でのピクニックや、遊具でのひとときも◎。
■はまぼうは、やまにの“心のシンボル”
実は、「お食事処やまに」の店のマークも、この「はまぼう」の花をモチーフにしています。
大将と女将がこの花を選んだのには、理由があります──和製ハイビスカスとも呼ばれる鮮やかな黄色の花には、
見る人を元気にするような、明るさとやさしさが宿っているから。
そして、大将を育ててくれた旧福田町の『町花-ちょうか-』
公園で咲くはまぼうにも惹かれ、自分たちの店にもそのやさしい花を宿したいという想いで、店の前や中庭にも植えました。
ふと立ち寄ったお客様が「この花、なに?」と聞いてくださることもしばしば。
そんな時、女将は「これはね、“はまぼう”っていうの。やまにのマークにもなってる花なんですよ」と、にこやかにお話しています。
磐田の自然とともに歩んできたお店として、地域の象徴でもある「はまぼう」を、これからも大切に育てていきたいと考えています。
■四季折々の自然に包まれる癒しの場所
はまぼうの季節以外にも、春には草花が芽吹き、秋には空が高く、海風がさわやかに吹く時間が楽しめます。
季節ごとの景色の変化に触れることで、「また来よう」と思わせてくれる場所。
地元の方が大切に守ってきた自然の残るこの公園は、まさに磐田の宝です。
■アクセス・基本情報
磐田市福田の海沿いに位置し、駐車場も完備。
市内からは車で20分程度とアクセスも良好です。
お天気のいい日には、ぜひやまにばーがーや、お弁当を持って訪れてみてください。
公園の詳細は 磐田市観光協会のページ でもご覧いただけます。
■はまぼう公園へのGoogleマップ
■帰りには「お食事処やまに」でゆったりランチを
自然を感じたあとは、ほっと落ち着ける空間でのランチはいかがですか?
「お食事処やまに」では、福田漁港のしらすを使ったランチや、季節の小鉢が楽しめる「花かご御膳」が人気です。
一人でも、ご家族でも、どんな世代のお客様にもご満足いただけるよう、心を込めておもてなししております。
公園からも車で10分以内。磐田の自然と味覚を、ぜひセットで楽しんでみてください。
▼お食事処やまに
女将:鈴木弘子
住所:静岡県磐田市塩新田53
電話:0538-55-5031(受付時間 9:30~19:00)
営業時間:ランチ 11:30~14:00/夜の会食はご予約制
定休日:月曜・第2.3火曜(不定休あり)
公式HP:https://yamani-iwata.com
*ランチ予約はHPから、夜の会食はお電話でどうぞ♪


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