磐田のやまにのコロナ禍を乗り越えた話|仕出し・テイクアウト強化の経緯

やまにのあれこれ

2020年の春、静岡県磐田市のあちこちの飲食店に「しばらくお休みします」の張り紙が並びました。あの頃のことを今でも鮮明に覚えています。宴会の予約がキャンセルになり、法事の食事もすべて白紙に。創業から50年以上、地域の皆さんとともに歩んできた「お食事処やまに」にとっても、コロナ禍は本当に試練の時期でした。

ただ、あの苦しい時期があったからこそ、今の「やまに」があると思っています。今回は、コロナ禍をどう乗り越えたか、仕出し・テイクアウトをどのように強化してきたか、その経緯を正直にお話しさせてください。

こんな方におすすめ

  • ✅ コロナ禍を経て変わった「やまに」のサービスを知りたい方
  • ✅ 仕出し・テイクアウトを磐田市内で探している方
  • ✅ 24時間冷凍自販機「ど冷えもん」が気になっている方
  • ✅ 地域密着型の和食店の取り組みに興味がある方
  • ✅ 法事やお祝いの食事を自宅で楽しめる方法を探している方
磐田のやまにのコロナ禍を乗り越えた話|仕出し・テイクアウト強化の経緯 | 磐田市新塩田 ❘ お食事処やまに

突然すべての宴会が消えた日

2代目大将の鈴木保雅(54歳)は22歳のとき、実家であるやまにに入りました。それから30年以上、宴会・法事・ランチとフル回転で厨房に立ち続けてきた人間です。そんな大将が「あのときは本当に怖かった」と振り返るのが、2020年の春先のこと。

歓送迎会シーズン真っただ中の3月、1週間で十数件の宴会予約がキャンセルに。電話が鳴るたびに「今回はごめんなさい」という声が続きました。法事の席も、会食そのものを取りやめるご家庭が相次ぎました。磐田エリアは車社会で法事文化が根強い土地柄です。これほど一気に予約がゼロになった経験は、創業52年の歴史の中でも初めてのことでした。

「お客様に来てもらえないなら、こちらから届けるしかない」——そう決断したのが、仕出し・テイクアウト強化の出発点です。

もともとあった「仕出し」の強みを、もっと前に出す

実は「やまに」は創業当初から仕出し料理に力を入れてきました。食品製造許可も取得済みで、法事料理の配達は長年の実績があります。しかしコロナ前は、どちらかといえば「ご宴会に来てくださる方のためのお店」というイメージが強かった。

コロナ禍をきっかけに、この仕出しをもっと積極的に発信することにしました。法事料理(菊)3,800円+ごはん350円、法事料理(蘭)3,200円など、ご予算に応じたお膳を磐田市内を中心にお届けしています。量のボリュームと味わいには自信があります。

「仕出し料理、ボリュームもあって本当においしかったです。法事でみんなに喜んでもらえました」

磐田市在住・60代女性

お客様からこういったお声をいただくたびに、「届ける」という選択肢をもっと早く広げておけばよかったと感じました。いまでは法事のお膳だけでなく、お祝いの仕出しやご家庭向けのお惣菜配達など、幅広いご要望にお応えしています。

女将の鈴木弘子は、仕出しの仕込みをしながら公式ホームページやInstagramの更新も担ってきました。「料理の写真を撮って発信する習慣がコロナ禍でついた」と話す女将。おしゃべり好きでエネルギッシュな彼女がSNSで発信し続けたことで、「やまにってまだ営業してるの?」と足を運んでくださる方が少しずつ増えていきました。

平日日替わりランチ1,190メニューの裏側にあるもの

コロナ禍で宴会がなくなったぶん、大将が力を注いだのが「ランチ」でした。毎日メイン料理を変える平日日替わりランチ(1,350円)は、2026年4月16日現在でなんと1,190メニューを達成しています。静岡新聞・中日新聞にも掲載された、やまにが誇る取り組みです。

「同じ料理は出さない」というルールは、大将がランチに本腰を入れ始めたコロナ禍から特に意識が強まりました。福田漁港から届く新鮮なしらすをはじめ、季節の旬の食材を毎日丁寧に仕入れ、その日の素材に合わせてメニューを組み立てる。食べ歩きが趣味で甘いもの好きの大将らしく、バリエーションは和食の枠に収まらないほど豊かです。

テイクアウトにも対応しており、日替わりランチは限定10食での提供(要電話予約)。「お店には来られないけど、やまにの味が食べたい」というお客様の声に応えた形です。電話でご予約いただければ、ランチタイムにお渡しできます。

✓ ここまでのポイント

  • コロナ禍をきっかけに、もともとの強みだった「仕出し」をより積極的に展開。磐田市内を中心に法事・お祝いのお膳を配達している
  • 女将によるSNS・ホームページ発信が地域への情報発信を支えた
  • 平日日替わりランチは1,190メニューを達成。テイクアウトも限定10食で対応中(要電話)

24時間冷凍自販機「ど冷えもん」を導入したワケ

仕出し・テイクアウトを強化する中で、さらに一歩踏み込んだのが24時間冷凍自販機「ど冷えもん」の導入です。

「夜遅くに『やまにの料理が食べたい』と思っても、お店はもう閉まってる。そういう方に届けられないか」という発想から生まれたサービスです。お店の営業時間外でも、いつでもやまにの味をご自宅に持ち帰っていただけます。

女将が手作りする麹(生姜麹・塩麹・醤油麹)を料理に活かした和のおかずや、大将が丁寧に仕込んだお惣菜類を冷凍でご用意しています。「腸活・発酵食品を家族の食卓に取り入れたい」という女将のこだわりが、この自販機の品ぞろえにも反映されています。

お子さんの離乳食が始まったばかりのご家庭、シニアの方の一人暮らし、仕事で帰りが遅い方——毎日料理するのが大変な方にこそ使っていただきたいサービスです。

「地元の食材を使っていて、特に釜揚げしらすがふっくらとしておいしかった。自販機でこんなにちゃんとした味が買えるとは思っていなかった」

磐田市近隣・40代女性

三代目・翔登の加入と、これからのやまに

コロナ禍を乗り越えた頃、息子の鈴木翔登(27歳)がやまにに加わりました。旅館や飲食店で9年間修行を重ねた三代目です。サウナと筋トレが趣味の頼もしい若者が厨房に入り、大将・女将・三代目の三人体制が整いました。

三代目の加入によって、仕出しの対応力がさらに上がりました。大将一人では回しきれなかった案件にも、三人の連携で対応できるようになっています。また、2026年5月下旬には太刀魚を使ったランチの新発売も予定しており、メニューの幅はさらに広がっていきます。

「やまにらしさ」を守りながら、新しい取り組みも怖がらずに試してきたコロナ禍の5年間。DAIICHIテレビ「ずん飯尾のペコリーノ」でやまにバーガーが紹介されたり、静岡朝日テレビ「とびっきり静岡」に2回出演したり——発信を続けたことで、遠州エリアの外からもやまにを知っていただける機会が増えました。

創業52年の歴史の重みと、変化を恐れない姿勢。その両方があってこそ、今のやまにがあると感じています。

まとめ:地域の食卓を、お店の外でも支えていきたい

コロナ禍は確かに苦しい時期でした。でも「来ていただく」だけでなく「届ける」「いつでも買える」という選択肢を広げたことで、磐田市内・遠州エリアの皆さまとの接点が増えたのも事実です。

法事のお膳・お祝いの仕出し・テイクアウトランチ・24時間冷凍自販機——どのかたちでも、やまにの味を日常の中に取り入れていただけたらうれしいです。もちろん、2階の個室でゆっくり会食を楽しんでいただくのも、変わらずお待ちしています。

ご予約・仕出しのご相談はお気軽にどうぞ。受付時間は10:00〜19:00です。

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【公式】お食事処やまにホームページ

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