「夜遅くて電話できないんだけど、やまにさんのお惣菜が食べたかったんです」——ある日、常連のお客様からそんな言葉をいただきました。
そのとき、大将の保雅は少しハッとしたといいます。やまにのお電話受付は10時〜19時。仕出しのご注文もその時間帯に集中しています。でも、「今夜、家で食べたい」と思うタイミングは、夜の8時だったり、朝の出勤前だったりする。そのギャップをずっと気にしながらも、どうにもできなかった部分がありました。
そこで導入したのが、24時間対応の冷凍自動販売機「ど冷えもん」です。今回は、やまにが「ど冷えもん」を設置するまでの経緯と、そこに込めた思いを少し掘り下げてお話しさせてください。
こんな方におすすめ
- ✅ やまにの料理を時間を問わず食べたい方
- ✅ 仕事帰りや深夜でも和食のお惣菜を家で楽しみたい方
- ✅ 磐田周辺でテイクアウト・冷凍食品を探している方
- ✅ 「ど冷えもん」がどんな商品を扱っているか気になる方
- ✅ やまにのこだわりや裏側を知りたい方

きっかけは「時間外に食べたい」というお客様の声だった
やまには創業52年、地元・磐田市塩新田で地域のみなさまに支えていただいてきた和食店です。法事のお膳、宴会、お食い初め、仕出しと、ありがたいことにさまざまなシーンでご利用いただいています。
ただ、仕出しや電話注文には「受付時間」という壁がありました。夜に思い立っても翌日の朝に注文、という流れになってしまう。ランチのテイクアウトは平日限定10食で、仕事中の方には難しい。「やまにの味が食べたい」と思ってくださったお客様の気持ちに、タイミングが合わないもどかしさが積み重なっていたんです。
女将の弘子も「私自身、旅先や外出先でふと『あのお惣菜が食べたいな』と思うことがある。そういう気持ちに応えたかった」と話しています。食べ歩きが趣味の女将だからこそ、お客様の「食べたいタイミング」に寄り添いたいという気持ちは人一倍強いんです。
「ど冷えもん」に決めた理由——品質へのこだわりが外せなかった
24時間販売に踏み切るにあたって、大将がもっとも気にしたのは「品質」でした。和食の命は素材と鮮度。それを冷凍で提供するとなると、どこまで味を保てるかが問われます。
やまにには食品製造許可を取得しており、仕出し・冷凍食品の販売にも対応できる設備があります。ただ、「許可があるから作れる」と「お客様に胸を張って出せる」は別の話。大将は試作を繰り返し、「これならやまにの名前で出せる」と納得できるものだけを自販機に並べると決めました。
また、「ど冷えもん」はマイナス18度以下で保管できる本格的な冷凍自販機。解凍後もきちんと美味しさが残るよう、製法にも工夫を重ねています。福田漁港から届く新鮮なしらすをはじめ、遠州の食材の良さをできる限り活かした商品を届けることが、設置した最大の理由のひとつです。
✓ ここまでのポイント
- 「営業時間外に食べたい」というお客様の声が、ど冷えもん設置の直接のきっかけになった
- 食品製造許可を取得済みのやまにだからこそ、品質に自信を持って冷凍販売ができる
- 大将自ら試作・品質確認を行い、「やまにの味」に納得した商品だけを販売している
並んでいるのは「やまにらしさ」が詰まった商品たち
「ど冷えもん」に並ぶ商品は、季節や仕入れ状況に合わせて変わりますが、やまにらしい和食の惣菜を中心に揃えています。地元・福田漁港のしらすを使ったものや、女将が手作りする麹(塩麹・生姜麹・醤油麹・甘酒)を活かした料理など、「体にやさしくて、ほっとする味」をテーマにしています。
女将が腸活・発酵食品の手作りにこだわっているのは、ご家族の健康を毎日考えているから。そのこだわりが自販機商品にもじんわりと反映されています。表には出てこない話ですが、女将が仕込む麹は季節によって配合を変えることもあって、同じ「塩麹」でも春と冬では少し表情が違う。そのひと手間が、機械的になりがちな自販機販売に「人の温もり」を加えてくれていると大将は感じています。
三代目の翔登も「外食や修行先でいろいろ食べてきたけど、やまにの味を自販機で届けられるのは面白いチャレンジだと思っています」と話していて、新商品の試作には積極的に関わっています。旅館・飲食店で9年積んだ修行の経験と、若い発想が加わって、少しずつラインナップも広がっています。
「仕出し量には、ボリュームもあり美味しかった。家族でちゃんとした和食を食べた気分になれました」
磐田市在住・50代・女性
「地元の食材を使っていて、特に釜揚げしらすはふっくらとしておいしかった。こういう味が近所で買えるのはうれしいです」
磐田市近隣・40代・男性
「いつでも、やまにの味を」——これからの展望
「ど冷えもん」の設置以来、「仕事の帰りに寄れるのが助かります」「磐田に帰省したときのお土産にしました」という声をいただくようになりました。それがとてもうれしくて、大将も女将も「やってよかった」と感じているそうです。
やまにの日替わりランチは2026年4月16日現在で1190メニューを達成しています。その日その日の食材と向き合い続けてきた大将の料理への姿勢は、自販機の商品にも同じように注がれています。「楽をしようとして始めたわけじゃない。むしろ手間はかかる。でも、それがやまにのやり方だから」と大将は笑いながら話してくれました。
これからも季節に合わせた商品の入れ替えや、新メニューの投入を予定しています。InstagramやホームページでもSNSで随時お知らせしていきますので、ぜひチェックしてみてください。磐田市塩新田の「ど冷えもん」、昼でも夜でも、いつでもやまにの味がそこにあります。
まとめ|「食べたいタイミング」に寄り添いたい、それがやまにの思い
24時間対応の「ど冷えもん」を設置したのは、仕組みを整えたかったわけではありません。「あのときお腹が空いていたけど、やまには閉まっていた」という瞬間をなくしたかった——それだけです。
創業52年、地元・磐田に根ざしてきたやまには、法事のお膳から宴会、ランチ、仕出し、そして24時間冷凍自販機まで、さまざまな形でお客様の「食卓」に関わり続けてきました。大将・女将・三代目の三人が、手を動かしながら心を込めて作り続ける——その姿勢はどんなメニューにも変わりません。
ど冷えもんのご利用はもちろん、宴会・法事・お食い初め・ランチなどのご予約もお気軽にご相談ください。電話でのお問い合わせは 0538-55-5031(受付10:00〜19:00)まで。ネットからのご予約はこちらもご利用いただけます。
やまにスタッフ一同、皆さまのお越しをお待ちしております。


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